スタバ Tall ラテ — 23都市の1杯
同じレシピ、同じ研修マニュアル、同じシアトル流。Tall ラテはマニラで$2.20、チューリッヒで$6.50。格差の約80%は家賃・人件費・ブランドマージン — コーヒー豆ではない。
1杯、23カ国
スタバのレシピは世界共通。Tall (355ml)、エスプレッソ・ダブル、スチームミルク、0.5cm のフォーム。バリスタ研修モジュールはシアトルで決まり、23カ国が同じに従う。
それでも同じ1杯の価格は ×3 の格差。
安い vs 高い:
🇮🇳 インド $1.22🇨🇭 スイス $7.90TOP 5 — 安い順
| 1 | 🇮🇳 | インド | ₹102 | $1.22 |
| 2 | 🇹🇷 | トルコ | ₺58 | $1.71 |
| 3 | 🇻🇳 | ベトナム | ₫44,718 | $1.74 |
| 4 | 🇮🇩 | インドネシア | Rp 31,392 | $1.96 |
| 5 | 🇹🇭 | タイ | ฿83 | $2.29 |
ビッグマックとの違い
ビッグマックの格差も ×3 程度。だがラテとビッグマックは動き方が違う:
- ビッグマックは インフレ・家賃 をより強く反映
- ラテは 都市中産階級の購買力 をより正確に反映
豆の単価はグローバル市場でほぼ均一。乳製品もOECD間の格差は小さい。ラテ価格の80%は店舗運営コスト — 家賃 + 人件費 + ブランドマージン。
なぜ新興国のラテは高いのか
逆説:インド($3.90)、インドネシア($4.10)、メキシコ($4.50) — これらの市場のラテは米国($5.45)に近い。現地賃金比では巨大な価格。
理由:スタバは新興国で ラグジュアリー・ポジショニング。現地比で異常に高いが、都市部の新興中産層に「グローバル・ライフスタイル入場券」として売っている。
マニラ・ジャカルタ・ハノイの店は、米国店より客単価が高い。1平米あたり売上が新興国の方が高いケースも珍しくない。
なぜ日本・韓国は安いのか
JP $3.20、KR $4.25 — 米国・EUよりずっと安い。
3つの理由: - 為替 — 円・ウォン共に5年安含み - 競争 — ドトール・マックカフェ・イディヤ・メガなど低価格カフェチェーンが価格を押し下げる - 賃料効率 — 東京・ソウルの店舗は小さく座席少なめ、回転率が高い
ビッグマック vs ラテ 25年
上のチャートはビッグマックだが、ラテも同様のパターンに従う。通貨価値の変動に追随する。
Tall ラテのインフレ
スタバ本社が2年に1回グローバル価格を引き上げる。米国は5年で +35%、韓国は +18%、日本は +12%。
ソウルで Tall ラテ1杯 5,500ウォン ≈ 会社員時給 14,200ウォンの39%。米国は時給 $25 比で22%。日本は時給 ¥1,200 比で27%。
韓国のラテは時給比で最も高い部類。日常の贅沢として価格が定着している。
ラテ指数 — 新指数の提案
ビッグマック指数は小都市・地方でも測れる。ラテ指数は 都心一等地でのみ 意味がある。だからより狭い市場 — ホワイトカラー裁量支出の物差し。
同じ会社、同じメニュー、同じ都心 — 違うのは価格だけ。
共有キット
4種類のフォーマットでカードを自動生成 — ツイート、Threads、IGストーリー、YouTubeに即時。右クリック→保存。